読書会の報告
第2回読書会では、W・G・ゼーバルト『アウステルリッツ』(白水社、2012年)を扱った。 冒頭で東京大学文学部ドイツ語ドイツ文学専修課程の学部四年生が「写真というメディアが作中でどのような役割を果たしているか」という問いをたて、作中の写真を四種類…
第一回読書会では、ゼーバルト『土星の環』(白水社、2007年)を扱った。 最初に掲げられた問題提起では、„Mein Medium ist die Prosa, nicht der Roman.“という半ば常套句と化した彼の発言をめぐって、「ゼーバルトは何を書き、そして私は何をしているのか…