駒場ドイツ文学・ドイツ思想研究会

駒場ドイツ文学・ドイツ思想研究会のブログです。活動記録等。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

第三回読書会の報告

第三回読書会では、パウル・ツェラン「子午線」(邦訳:飯吉2012、原文:歴史批判版2014)とビューヒナー『レンツ』(フランツォース版)を題材とした。 はじめに、議論の前提としてパウル・ツェランの詩文を解釈するにあたって前提となる態度を検討するため…

第三回読書会についての連絡

19日(木曜日)、東京大学駒場キャンパス8号館315教室(エレベーターで3階まであがって眼の前にある教室です。迷われた方は西澤までご連絡ください)、18時〜行われるパウル・ツェラン『子午線』読書会についての連絡です。 ①読書会の冒頭で、二人の学生によ…

大学院生によるドイツ留学報告会のお知らせ

駒場ドイツ語研究会との共催で、ドイツ語圏への留学報告会 を行います。 日時⇒2015年2月12日(木)17:00〜 場所⇒東京大学駒場キャンパス8号館315教室 博士課程の大学院生が、ドイツ語圏の各大学への留学について話してくださいます。 ドイツ語圏の大学への留…

第二回読書会の報告

第2回読書会では、W・G・ゼーバルト『アウステルリッツ』(白水社、2012年)を扱った。 冒頭で東京大学文学部ドイツ語ドイツ文学専修課程の学部四年生が「写真というメディアが作中でどのような役割を果たしているか」という問いをたて、作中の写真を四種類…

第四回読書会のお知らせ

第四回読書会のお知らせです。 日時⇒3月12日(木曜日)18時~ 場所⇒駒場キャンパス8号館315教室 取り扱うテクスト Menninghaus, Winfried: Das Versprechen der Schönheit, Frankfurt a.M. 2007. Menninghaus, Winfried: Ekel: Theorie und Geschichte eine…

第一回読書会の報告

第一回読書会では、ゼーバルト『土星の環』(白水社、2007年)を扱った。 最初に掲げられた問題提起では、„Mein Medium ist die Prosa, nicht der Roman.“という半ば常套句と化した彼の発言をめぐって、「ゼーバルトは何を書き、そして私は何をしているのか…